バッ直について
00.12.31
ヘッドユニットの電源をバッテリーに直接接続(いわゆるバッ直)にしてみました。使用したパワーケーブルはモンスターケーブルのパワーフレックス8ゲージで、丸型端子を圧着取付してバッテリーターミナルにねじ止め、ヒューズホルダーはエーモン製でレゾネーターに取り付けました。使用したヒューズは同じくエーモン製で80Aのものです。ケーブルは、コルゲートチューブを被せて保護し、2箇所をバインダーで固定しました。
01.03.30
実はだいぶ前からアース側もバッ直にしています。室内のHUとアンプのアースポイント(1箇所)に対してバッテリーのマイナス端子から直接電源側と同じモンスター8ゲージの線(茶色)を使用して接続しています。効果は電源側と同じく絶大です。是非試してみてください。
パワーケーブルは、赤矢印のグロメットから車室内に引き込みました。室内側のパワーケーブル端には丸型端子を、ヘッドユニットの常時電源の線にはくわ型端子を圧着して取り付け、M6のステンレスビスとナットで接続しました。ヘッドユニットには、アクセサリー電源も供給されていますが、ヒューズ抵抗が電線の途中に入れられていることから、単なるオンオフ信号として使われているようです。従って、常時電源のみバッ直にしてみました。アンプインのDEH-22使用時に実施しましたが、効果はあっと驚く程で、正直言ってこれ程良くなるとは思っていませんでした。オーディオを買い換える前にやってみる価値は十分にあります。
01.04.11
ヘッドユニットのすべての電源をバッ直にするには、上の配線図の様にリレーを2個使用し、リレー1のコイル端子のAを車のアクセサリー電源、Gをボディアースに接続し、アクセサリー電源と連動してリレー1の接点がON/OFFする様にします。同様にリレー2はイルミ電源に連動する様に接続します。リレー1、2の接点端子Bをバッ直電源に接続し、HAをヘッドユニットのアクセサリー電源、HIをイルミ電源、HBを常時電源に接続すればOKです。
こちらは、実際に使用したリレーです。同じものを2個使用しました。デジカメの調子が悪いらしく、画像の中央部がボケてしまったことを深くお詫び致します。m(_._)m
リレーの音質への影響03.07.27

リレーを上記写真のMITSUBA製のものに交換してみました。リレーを通過しているのは、アクセサリー電源とイルミネーション電源で、前者はヘッドユニットのオンオフ信号、後者は夜間照明電源であるため、音質には直接関係が無いと思われる部分です。
今まで使用していたものと同様、リレーにコネクターで電線を接続するようになっています。最初は1個だけ購入し、アクセサリー側を交換してみました。結果は、シンバルの抜けの悪さが解消し、柔らかく瑞々しい音になりました。
効果が認められたので、イルミネーション側も交換してみたところ、こちらは低域の安定感の向上が感じられました。
今まで使用していたものよりもリレーの動作音がかなり小さいことから、ケースがしっかりしていることが音質向上につながったと思われます。実際にケースを爪ではじいてみると、以前使用していたものは、甲高く濁った音(シンバルの抜けの悪さに通じる音)がしますが、新しいものは、鳴きはありますが、濁った音はしていません。探せばもっと音の良いリレーがあるかも知れません。(笑)
パワー・アースケーブルの4G化 01.11.25
使用した部品
1.MONSTER CABLE PF4
   (アースケーブル・4ゲージ)
2.MONSTER CABLE PF4
   (パワーケーブル・4ゲージ)
3.MONSTER CABLE CBC3-
   (バッテリーターミナル・-)
4.MONSTER CABLE CBC3-
   (バッテリーターミナル・+)
5.MONSTER CABLE RT4 5-H
   (リングターミナル)
6.MONSTER CABLE RT4 5-H
   (リングターミナル)
7.ディストリビューションブロック
  (1ゲージ1入力・4ゲージ2入力・8ゲージ6出力)
8.ディストリビューションブロック
  (4ゲージ1入力・8ゲージ4出力)
9.グロメット
10.グロメット
4ゲージのケーブルをエンジンルームから室内に引き込むため、助手席前方の壁に穴を開けました。エアコンのドレイン排水パイプと電線ハーネスの中央部の防音材をカッターで切り抜くと鉄板が見えてくるので最初に3mmのドリルで穴を開け、次に5mmのドリルで穴を拡大し、後は、リーマでグロメットが入る大きさの直径15mmの穴になるまで広げました。リーマを使用して穴を拡大すると歯車のような凸凹の円になるので、最終的にはヤスリを使用して成形しました。グロメットはエンジンルーム側から入れ、室内側に固定用のナットを取り付けました。その後、室内側からパワーケーブルを通し、室内側のケーブル端には部品5.を圧着工具で取り付けました。HUとアンプへの分岐はディストリビューションブロックは使用せずにリングターミナルをM6のステンレスボルトで共締めしてビニールテープで絶縁してあります。後日アースケーブルの方も4G化する予定ですが、今日は時間切れでパワーケーブルのみ張り替えました。
エンジンルーム側のパワーケーブルの出口は写真の場所になります。写真のようにケーブルがむき出しになっていますが、最終的にはコルゲートチューブで保護する予定です。 バッテリーターミナルを交換し、プラス側は部品8.を使用して車両側の電源コード2本を接続しました。マイナス側は部品7.を使用してアーシングのケーブル6本と車両既存のアース線1本を接続しました。バッテリーターミナルと部品7.、8.は4ゲージのケーブルで接続してあります。
ここまでの音質的な変化は予想以上で、サブウーファーのつながりが一段と自然になり、全体に厚みが増し、情報量と質感が向上しました。8ゲージでも電流容量的にオーバースペックですが、4ゲージ化で更なる音質向上が確認できました。後日、アースケーブルとフロントメインアンプまでのケーブルも4ゲージ化しますが、どう変わるかとても楽しみです。01.11.26       
01.12.01
パワーケーブルに引き続き、アースケーブルも4ゲージ化するため、エンジンルームの壁にもう一つ穴を追加しました。赤矢印で示した部分が、新たにあけた穴です。穴にはグロメットを取り付ける前にタッチアップペイントを塗ってさび止めをしました。
01.12.01
グロメットを取り付け配線が完了した状態です。左の穴にアースケーブル、右の穴にパワーケーブルを通しました。
01.12.16
配線保護を施した後、音の潤いと余韻が減退してしまいました。どうもコルゲートチューブ(写真右)の材質の音が付帯音として付きまといかさついた感じがします。今日、100円ショップでコイルチューブ(写真左)という巻きつけるタイプの配線保護材を見つけました。これはしなやかで、コルゲートチューブのように硬くないため固有の鳴きがありません。
01.12.16
早速、コルゲートチューブを外し、写真のようにバインド部分にのみコイルチューブを巻きつけ保護するようにしてみました。音の変化は予想通り、かさつき感がなくなり潤いと余韻が元に戻りました。コルゲートチューブを使用すると音質悪化の原因になることが判明しました。材質の固有音(鳴き)が大きい材質の配線保護材はオーディオの配線には使用しないほうが良いみたいです。
01.12.01
ケーブルの車室内側にはリングターミナルを圧着ペンチで取り付けます。
01.12.01
リングターミナルの接続部分は熱収縮チューブをかけてライターであぶり、収縮させます。
01.12.01
パワーケーブルの分岐及び接続はディストリビューションブロックは使用せずに圧着端子を取り付けてステンレスのボルトとナットで共締めしています。この方法を用いることでヘッドユニットの電源も簡単に分岐が出来ます。細い黄色いはヘッドユニットの常時電源で、最初はギボシ端子が付いていましたが、これをくわ型端子に変更し、4ゲージのケーブルと接続しています。細い赤い線はリレーを介してアクセサリーとイルミネーション電源に接続されています。
01.12.01
接続部分は、ショートしないようにビニールテープで巻いて絶縁しています。今まではこの分岐点からメイン側のアンプまでのケーブルは8ゲージでしたが、これも4ゲージ化しました。バッテリーのマイナスからひいてきたアースケーブルはヘッドユニット下のフロアーにある6mmのボルトに落しました。ここにヘッドユニットとメインアンプからのアースケーブル(今回4ゲージ化)も接続、ラゲッジスペースにあるサブウーファー用アンプは、直近の6mmボルトを利用して4ゲージのケーブルでボディにアースを落としてありますが、そのアースポイントとヘッドユニット下のフロアーにある6mmのボルトを4ゲージのアースケーブルで結んでいます。これにより、車のボディーの前後をアーシングした状態になり、ノイズ発生は皆無、さらに絶大な音質向上を得ることができました。
01.12.01
以上ですべてのケーブルが4ゲージ化されましたが、音質の変化としては、個々楽器が立体的に生々しく鳴るようになり、質感も一段と向上しました。電源系の強化による音質改善は予想以上のものであることを今回のケーブル4ゲージ化で実感しました。バッ直の計画がある方は4ゲージ以上のケーブルを使用することを強くお勧めします。8ゲージでは得られない世界が展開します。
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