アウターバッフル取付
01.04.07
いままでのスピーカー周囲の飾りパネルは、発泡塩ビに木目シートを貼ったものなので音質的には決して良いとは言えません。従って、音質を考慮しMDF板で新たに作り直しました。幅は狭いですが、一応アウターバッフルということになると思います。上の写真は15mmのMDF板をリング状に切り出した後、スピーカーの出量に合わせて表面を削ってテーパー状に厚みを変えてあります。
仕上げは、キックパネルと同じ黒のレザーを貼りました。レザー貼りに使用したボンドはコニシG17です。
アウターバッフルの取り付けはスピーカーグリルがはめ込んである樹脂のベースの外周に圧入しただけです。寸法をきっちりと合わせたので簡単には外れません。 上からみたところです。内張りからのスピーカーの出量に合わせてテーパー状に厚みが変えてあるのが分かると思います。音質的な変化は、中高音の密度が上がった感じになりました。
01.04.18
アウターバッフル取付後の音の変化として、中高音の密度感が上がった感じとなりましたが、CDによっては硬い音になってしまう場合もあり、音質的には必ずしも向上したとは言い切れないところがあり、アウターバッフルを付けたり外したりして原因を探っていました。
音が硬くなる原因として考えられるのは、
1.アウターバッフルの共振
2.アウターバッフルと内張りとの隙間による空洞共振
この2つ位です。
1に付いては、MDFにレザー貼りという構造であり、爪ではじいてみても高い音は出ず共振しているとは思えません。2については、内張りとアウターの隙間及びスピーカーの周りの溝があり可能性は無いとは言い切れません。そこで、左の写真のように赤矢印で示す溝に吸音材を入れてその上にアウターバッフルを取り付けてみました。結果は見事に硬さが取れて弦楽器が繊細に鳴るようになりました。他の部分についても同じ様な悪影響をしている部分が無いか見直しをしようと思います。

CAPA TOPへ戻る

TRAVIQ TOPへ戻る

Car Audio Topに戻る

HOMEへ戻る

inserted by FC2 system