サブウーファー
2001.10.06
2002.01.15
フロントスピーカーの音がまとまったので、さらにレンジを広げるため、サブウーファーを追加することにしました。使用するウーファーユニットは、薄型化対応のため、Phase Linear のALIANTE 12si(30cm)です。アンプはオーディソンのLRX2.500をブリッジ接続で使用します。4Ωで660Wの出力が得られます。
01.10.10
サブウーファー用のアンプ、オーディソンLRx2.500が届きました。思ったよりコンパクトですが、筐体はアルミダイカスト製でしっかりしています。周波数可変ローパスフィルターやステレオ/モノラル切り替えを内蔵しているのでサブウーファー用に最適と思われます。
01.10.11
サブウーファーPhase Linear のALIANTE 12siが届きました。左側の木箱に入っており、実測データが添付されていました。フレームはアルミダイカスト製でマグネットも大きくずっしりと重くハイスピードな低音が出そうです。鳴らすのが楽しみです。
01.10.16
サブウーファー用アンプまでの電源及びアースケーブルは、モンスターケーブルのパワーフレックス4G(22スクエア)を使用します。現在、バッテリーからメイン配線は8G(8スクエア)を使用していますが、取り敢えず分岐点からウーファーアンプまでを4G化します。ケーブルを余分に購入したので、近々、すべての配線を4G化する予定です。写真のケーブルの上にあるのは4G用の圧着端子です。ヘッドユニットから、アンプまでの信号ケーブルは、3mの有り合わせのもの使用します。
電源ケーブルとアースケーブルに圧着端子を取り付けるために使用した工具です。この工具では6G(14スクエア)から2G(42スクエア)までのケーブルに圧着端子を取り付けることができます。(01.11.16追加)
ウーファーボックスの製作
01.10.06
リアのラゲッジスペースに取り付けるのでなるべくスペースを犠牲にしないように薄型のボックスにしました。外形寸法は56cmx45cmx14.5cmで、15mmのMDF板を使用し、ウーファーユニットと補強板の分を引いたボックス容量は約19リッターで、使用ウーファーの推奨容量と同じになっています。ボックスは写真のような状態まで作りましたが、物を入手していないので、取り付け穴はまだ開けていません。
01.10.12
ウーファーを入手したのでバッフルに穴を開けました。直径は約29cmでカタログ値である28.8cmより若干大きめにしました。また、取付穴の周り4ヶ所に写真のような補強を設けました。これにより、ボックス内部の水平方向の平行面がほとんど無くなるので定在波が低減し、ウーファー取付面と底板が直結されるため、大幅な強度アップが見込まれます。固定は木ねじと木工ボンドを使用しています。
01.10.12
同様に木工ボンドと木ねじを使用して、ボックスを組み立てました。木工ボンドは、はみ出る位に多めに塗って接着面全体に行き渡るようにすると気密性が高まります。はみ出たボンド乾かないうちには濡れた雑巾で拭き取るときれいに仕上がります。
01.10.12
ボックスの左右には写真のような板を取り付けます。左の板は、アンプを載せるアンプボード、右の板は隙間隠しになります。
01.10.12
ボックスの左右の板は、ずれないようにウーファーボックス左右に取り付けた角材に棚板用のピンを使用して固定します。矢印の部分が固定用ピンで左右の板の裏側にはこのピンが入る穴を開けてあります。
01.10.12
ウーファーボックスを仮置きしてみました。スペアタイヤの上のカバーを外してホイールの上に直接設置することで高さを稼いでいます。また、奥行を45cmとしたので、座席を目一杯後ろにした状態でぴったりの大きさですが、テールゲート下側のスペアタイヤカバー受け部と一部干渉することがわかったので、受け部を一部カットしました。ボックスの上にはレザー貼りの板を載せてラゲッジを平らにする予定です。
01.10.14
ウーファーボックスに穴を開けスピーカーケーブルを通しました。スピーカー端子は使用せずに直結してあります。使用したケーブルはモンスターケーブルMシリーズの12ゲージの太さのものです。また、ボックスの底面に吸音材(ニードルフェルト)を入れ、アンプを取り付けるボードは黒のレザーを貼り仕上げました。
01.10.15
ラゲッジスペースに合わせてボードを作りました。使用したのは、5.5mm厚のMDF板で部分的に3枚重ねに貼り合わせています。理由は、重量を軽くしたかったのと、定尺(182cmX91cm)の板をなるべく無駄にしたくなかったためです。15mm厚のMDFを使用すれば、貼り合わせる必要もありませんが、余りの板が多く出てしまい、重量も重くなります。5.5mmの板を使用することで定尺板からの取り数を多くしたので残り板はほとんどでませんでした。デザイン的には写真のようにアンプの上にも窓を設け、透明アクリル板を取り付けられる様にしました。ウーファー部は、丸くくりぬいた板に穴を開けてサランネットを貼りカバーする予定です。
01.10.19
ウーファーを保護するためのグリルを作成しました。ウーファーボードから切りぬいた5.5mm厚のMDF板に写真のように直径18mmの穴を高さ20mmの正三角形に配置し開けました。開口率は約63パーセントですが、これ位穴を開けても強度的にはあまり弱くなった感じはしませんでした。仕上げはサランネットを表面に貼る予定です。
01.10.19
早速、取り付け、配線をして鳴らしてみました。最初はフロントと同位相で接続しましたが、全くつながらず、ブーミーな低音となってしまいました。逆位相(スピーカーの+−を逆接続)にしたところ、低音が締まってブーミーな感じがなくなりました。後は、レベルとカットオフ周波数の設定を詰めて自然な感じになるよに設定します。外観の仕上げはレザーを貼る予定です。
01.10.20
ウーファーボードのメイン側にグレーのレザーを貼りました。黒にするかグレーにするか迷ったのですが、結局グレーにしました。また、ボードをメインとサブの二つに分割してありますが、理由は分割せずに1体型にした場合、リアゲートから取り外したボードの出し入れが出来なくなり、不便なためです。それから、メインとサブに分割したことで、サブボードを間単に取り外すことが出来るようになったので、下側を小物入れとして活用することが可能となりました。
01.10.21
サブボードのレザー貼りも完成し、写真では判り難いと思いますが、アンプの窓にもアクリル板を取り付けました。後は、グリルにサランネットを貼って、ウーファー上部に取り付けるだけです。音は、ローパスのカットオフ周波数を約50Hz(連続可変なので正確な値は不明)にしてレベル調整をした状態で弾むような量感のある低音が得られました。
01.10.22
ウーファーグリルに黒のサランネットを貼って完成しました。グリルは、はめ込んであるだけなので簡単に取り外しが可能です。
01.10.23
サブウーファーボックスの周りに吸音材を入れてみました。サブウーファーボックスの下はスペアタイヤですが、周りのスペースは、特に吸音処理をしておらず、空洞状態になっていました。この状態では、ロードノイズが共鳴しているような感じだったので、ニードルフェルトを入れてみることにしました。結果、ロードノイズの低減の効果だけでなく、サブウーファーのフロントとのつながりと定位が大幅に向上し、後ろから聞こえていた低域がフロントに寄り、曖昧な部分がなくなりました。オーケストラの大太鼓の皮の振動がはっきりわかるようになり、低域の質感が大幅に向上しました。やはり、フロントの16cmでは、この気圧変動のような超低域の再生はどうやっても不可能であり、サブウーファーを付けて良かったとつくづく思いました。
02.01.15
ある方から、アンプ部の窓にアクリルを取付方法が不明との質問をいただきましたので、写真を追加しました。アクリルは、写真のようにアクリルと同じ厚み分だけ低くした部分に はめ込んであるだけで接着やネジ止めはしていません。従って簡単に外すことができます。
ウーファーボードの型取方法 01.11.23
ウーファーボードをラゲッジスペースの内張りの形状に合わせて作成しましたが、その型取り方法を紹介致します。まず、写真のような割り箸にペンをテープで固定した「割り箸ペン」を作ります。ペンは鉛筆やシャープペンシル、サインペン等なんでもかまいません。割り箸にペンを取り付ける位置はラゲッジの内張りの起伏に合わせてに調整します。 ウーファーボックスの上にダンボール等の台になるものを置き、その上に形状を写し取る厚紙を置きます。割り箸ペンのペン先を紙に付け、割り箸の端をラゲッジスペースの内張り表面から離れないようにして割り箸を平行移動させます。このとき、写し取る厚紙がずれないように注意してください。
平行移動させたあとの厚紙にはラゲッジの内張りの形状が描かれます。以上の方法で複雑な形状の部分を正確に写し取ることができます。後は、カッターで切り抜いて他の部分とつなぎ合わせることでラゲッジスペースにぴったりの型紙を作成できます。

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