ヘッドライトのHID化
2006.02.28
トラヴィックのロービームをHID化するため、LOUDのHID、H7 4500ケルビンを購入しました。4500Kにしたのは雨の日の視認性を重視したためです。
2006.02.28
2つの箱の片方にはバラストが2個とその取付用ボルト、もう片方には、HIDランプ、車両接続用配線、コルゲートチューブ、束線用バインダーが入っていました。
2006.02.26
事前にHIDランプ取り付け用に使用するトラヴィック純正のバルブソケット(部品番号:09118797)2個をスバルから購入しておきました。
2006.03.03
トラヴィックの純正ハロゲンランプは、矢印で示すバネによってヘッドライト本体に密着され位置が出るようになっています。HIDに変更した後も位置出しのため、このバネを使用します。
2006.03.03
このバルブソケットにHIDランプを取り付けるには、赤の円で示した部分に穴をあける必要があります。穴あけには直径18mmのホールソーを使用しました。
2006.03.03
穴をあけるためにバルブソケット裏蓋を外す必要がありますが、コネクター側の矢印の部分に細いマイナスドライバーを差し込んでこじると外れます。
2006.03.03
裏蓋を外した後、電極、Oリング、前述したバネを取り外し、ホールソーで穴をあけます。あけた穴にHIDランプを仮付けし、ランプ台座裏側に当たるバルブソケット側の4本の突起をランプ台座位置が純正と同じになるように削ります。
2006.03.03
バネ、Oリングを元の位置に取り付け、HIDランプを差込み、電線を出す場所を加工します。HIDランプからの電線は側面に穴をあけて出しました。バルブソケットのコネクターは、バラストの電源供給に使用できるように電極を加工してバルブソケット内部で電線を接続し、この配線もバルブソケットの側面から出しました。合計4本の電線(HIDランプ用2本、車両ソケットから電極2本)がソケット側面から出た状態となりました。裏蓋をエポキシボンドで接着、電線引き出し部はシリコンボンドで防水処理をしました。
左は取付後の写真ですが、HIDランプを点灯させる電源は、赤矢印の純正のカプラーからバルブソケットに入り側面から出した配線(緑矢印)でバラストに入り、バラストの出力は黄色矢印の線で再びバルブソケットのHIDランプに接続されています。白く見えるのは防水用のシリコンボンドです。
取付
2006.03.04
加工したランプホルダーにHIDランプを取り付けた状態でバッテリーに接続して点灯し5分程空焼きを行いました。空焼きを行わないとヘッドライトの内部が曇る場合があるそうです。
2006.03.04
トラヴィックのヘッドライトのロービームのヒューズ(黄矢印部)は、10Aであるため、HIDに変えた場合、起動電流で切れる可能性があります。その対策として15Aのヒューズに交換しました。写真は15A品に交換後です。
2006.03.04
車体にバラストを固定するための金具を3mm厚のアルミ板と10mmの角棒で作成しました。右が運転席側用で左が助手席側用です。
2006.03.04
赤矢印はバラストの配置場所です。
2006.03.04
運転席側のバラストは最初エアクリーナー横を配置しようと思いましたが、スペース的に無理だったため、ラジエター上部のフレームに既存の穴を利用して取り付けました。HIDランプとバラストの線が届く範囲で取り付け可能な場所はここ以外ありませんでした。
2006.03.04
助手席側はバッテリー横の既存穴を利用してタッピングビスで取り付けました。こちらはスペースに余裕があるので他にも取り付け可能な場所があります。
2006.03.04
運転席側のランプの取り付けは、スペースが狭いので、エアクリーナー全体を取り外し、ウインカーバルブを外して行いました。
2006.03.04
助手席側のランプの取り付けは、ウインカーランプを外すだけで交換可能です。
2006.03.04
HID化したヘッドライトです。
2006.03.04
グリルの隙間からバラストが見えるので降雨時は水が直接かかる状態となるため、何らかの対策が必要と思われます。
2006.03.05
バラストに水が直接かからないように透明の樹脂シートで覆いを取り付けました。バラストの前面下部から上面、後面を覆うよに取り付け、取付金具用のネジで共締めしました。
遮光管の取付
2006.12.16
HID取り付け後、パッシングされたことがあり、ライトの光軸調整ダイアルを1段下向きにしていましたが、対策として、遮光管と遮光キャップを取り付けることにしました。LOUDのH7の寸法に合わせて遮光管の切欠きの部分の中心を端から25mmになるように加工してもらいました。部品Aは0.9mm径のリング、Bは0.7mm径のリング、Cは遮光キャップを遮光管に固定するためのイモネジ、Dは遮光管をHIDのバーナーに固定するための六角穴付きボルトです。
2006.12.16
アルミはHIDバーナーの熱により弾性がなくなるため、Dのボルトで固定してもボルトに緩みが生じる恐れがあるとのことで、ボルト付近の遮光管の溝に弾性のあるリングAを取り付けてボルトの緩みを防止します。今回は弾性の強い0.9mm径のリングAを取り付けました。
2006.12.16
HIDをヘッドライトから外し、遮光管をバーナーの先端からスライドさせて挿入します。茶色のセラミック管とバーナーのガラスとの隙間が狭いため遮光管は固定ボルトなしでも簡単には外れない状態でした。
2006.12.16
先端に遮光キャップを取り付けイモネジで固定します。遮光キャップの切り欠きに茶色のセラミック管が収まるため、遮光管の回転防止の役割も果たしています。
2006.12.16
遮光管やその取付部品に付いている油分等を取るため、HIDを点灯し煙が出なくなりまで焼き入れを行います。これを行わないとヘッドライト内部に曇りが生じる可能性があります。
2006.12.16
点灯開始から数分後、遮光キャップ取り付け用のイモネジから煙が出てきました。完全に煙が出なくなるまでHIDを点灯したままにします。
2006.12.16
焼き入れ後は、Aのリングが黒く変色していました。完全に冷えてから遮光管と遮光キャップの固定用ボルト2箇所を増し締めします。
2006.12.16
元通りにヘッドライトに取り付けて完成です。点灯してみた感じは、車の正面に立って見た状態でヘッドライトからの上方向の乱反射がカットされ、眩しい感じがかなり減少しました。それでいて路面の明るさは変わらない感じです。後日比較の写真を掲載予定です。
比較
純正ハロゲン(遮光管なし)
HID遮光管なし
2006.03.06
純正のハロゲンランプ(左)とHID(右)の比較です。デジタルカメラの設定を「シャッタースピード:1秒」、「絞り:F5.0」、「ISO感度:800」、「ホワイトバランス:太陽光」で撮ったものですが、この設定はハロゲンランプでの撮影データを基準にしたのでHIDの方は露出オーバーになっています。明るさと色の違いが良く分かると思います。
2006.12.20
デジタルカメラを以前と同じ設定にして、遮光管取り付け後の写真を撮りました。右上の遮光管なしと比較すると少し暗くなっていますが、右側の壁面の明暗の差がはっきりとしていることから、上側の光がカットされ、散乱光も減っていることが分かると思います。
HID遮光管あり

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