アウターバッフル
04.04.30
今までは、スピーカーをインナーバッフルに取り付け、純正のグリルを加工していましたが、スピーカー周りの樹脂部品の鳴きと空洞の影響と思われる付帯音(プラスチッキーな響き)が気になっていました。この付帯音は、樹脂部分に鉛テープやアスファルトシート等の貼物をしても解決しないことが判ったため、MDFでアウターバッフルを作成することにしました。
04.04.30
内張りに溶着されて取り付けられているスピーカーカバー兼ドアポケット(写真)を外し、純正の状態に戻すことを考慮して、このカバーで隠れる部分の内張りのみを加工することにしました。
04.04.30
純正のスピーカーカバーを外して、赤で示した部分の内張りをカットし、前の車の時に作成したスピーカーグリルを取り付けました。音は、前記したプラスチッキーな付帯音が取れて質感が向上し、CDによってはPAを通したようなボーカルだったのが肉声になり、シンバルの抜けと粒立ちがとても良くなりました。後は、グリル周りの穴を隠すアウターバッフルを作成します。
04.05.01
写真上は、9mmのMDFから切り出したバッフル板で、170mmの穴が開いています。下は、21mmのMDFから切り出した外径170mm内径152mmのリングです。
04.05.01
バッフル板とリングを仮組みして、ドアに仮付けしてバッフル板と内張りが密着するようにし、リングに位置をマーキングします。
04.05.01
仮付けでのマーキングに合わせて、バッフル板とリングを木工ボンドで接着します。乾燥後、バッフル板から出たリングを削り、表面を平らにします。バッフル板とリングの隙間は、アルミパテで平らにします。
04.05.03
内張りをガムテープでマスキングし、隙間にアルミパテを盛り、内張りにフィットするように形を整えます。
04.05.03
運転席側も同様にパテ盛りを行います。
04.05.04
アルミパテをやすりで削り、形を整え、表面が滑らかになるまで、パテ盛り、やすりがけを繰り返します。内張りの形状と合っているか仮付けで確認し、必要であれば修正します。
04.05.04
グリルを落とし込む部分をトリマーで削って作成します。
04.05.05
レザーを貼るときにMDFがボンドを吸い込まないように塗装し、十分に乾かします。
04.05.08
合成ゴム系のボンドG17をレザー裏面とバッフルボード表面に塗布し、べた付かなくなるまで乾かし、貼り合わせます。表面の接着後、裏面の縁の部分にもボンドを塗布し、同様の手順で貼り合わせます。余分なレザーはカッターでカットします。
04.05.08
スピーカーの穴の部分はレザーに切り込みを入れ、グリル用の溝の縁に密着するように圧着します。
04.05.08
グリル用の溝に合わせて、余分なレザーをカッターで切り、レザー貼りの工程は完成です。
04.05.08
アルミパンチ板をバッフルの溝の大きさに合わせて直径163mmの円形にカットし、グリルを作成します。
04.05.08
バッフルの溝に透明のエポキシボンドを塗り、作成したグリルを落とし込み接着します。
04.05.09
バッフルのリングの内側に2mmの滑り止めフェルトを貼り、スピーカーの外径で保持されるようにし、取り付けて完成です。

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